2017年10月8日日曜日

2017総選挙 安倍政治にどう対抗するのか‐公示日を前にして

急転直下なのか予定通りなのか。
都議選敗北・内閣支持率低下→内閣改造・北朝鮮危機→臨時国会冒頭解散という流れになった。
野党の臨時国会開会要求にやっと応えたら即解散。
聞く耳をもたない政治とも言うべきか。
こんな安倍政権の政治を「安定」しているからと続けていいわけがない。
「安定」しているように見えても、安倍政権の継続は「絶望」である。
だからこそ「希望」が政治に必要であり、安倍政権の対抗の旗が「希望」であることは理解できる。
しかし、昨年までは「野党共闘こそ希望」と演説の中でどなたかが言っていたような気がするが、
小池百合子が希望の塾を始め、希望の党を設立した今、「希望」は小池百合子の専売特許となってしまった。一本やられてしまった。

しかし、小池百合子の「希望」は改革保守を名乗り、改憲・安保法制容認を訴える。より、新自由主義的な観点での政治統治制度、経済政策、社会保障政策をするという点では第2民進党より、第2自民党である。本人も第1自民党を目指すと言っていたので、これは反安倍でまとまるという「希望の大義の旗」とみるのは間違いである。小池百合子の元に集った民進党議員は看板が変わっただけということではないことをしっかり説明するべきであろう。しかし、そういうことを言っては民進党支持者の票が減る。だから再稼働OKだけど原発ゼロとか、こういった問題に関係なく、大声ではっきりと言える受動喫煙とか満員電車とかのことを選挙政策に掲げているのではと思ってしまう。ちゃんと小池百合子は変節した民進議員のことも考えているかのようだ。

しかし、なぜ、安倍政権への対抗が保守政党なのか。それも同じ右派保守政治家。

そして枝野新党により、共産党社民党を含めたリベラル派の政治ブロックが選挙の構図として認めらる。立憲野党の共闘路線が復活し、まっとうな政治軸での対抗ができたが、この対抗勢力が政権の枠組みと考えたとき、共産党の自衛隊違憲合憲論がツッコミの対象となっている。このあたりが前原が共産党の共闘をしなかった政治的な「生理的問題」かもしれない。

このあたりの問題の持論も述べながら共産党を応援できるエントリーができたらと思っている。

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