2016年1月2日土曜日

新年に思うこと。

2016年あけましておめでとうございます。

今年はなんとしてアベに立ち向かう力を大きく広げて緩やかな反アベ戦線が結果を出せることに期待したい。

今、その反アベ戦線の政治勢力の核として共産党がどのようにコミットするかが問われる。
昨年の戦争法審議でも明らかなように批判力・追求力として共産党が共闘しながら論戦リードをしていくことは今年も必要だろう。ここにアカデミックの力と市民・学生のコトバが混ざり、反アベ戦線の質につながるだろう。
もう一点は運動での立場だ。共産党が前衛組織としてではなく、共産党員が潤滑油になって、様々な団体と付き合いできるかかである。そうすることで共産党の組織力が色を薄めながらも反アベ戦線の旗をしっかり維持できるのではないだろうか。

大きく広げて緩やかな反アベ戦線でも、質と旗はしっかりと維持していく。進化していく。

このための様々な具体的な政策・行動を繰り出していくことが大切だと思う。

昨年は立憲主義・個人の尊厳という普遍的な言葉が繰り出された。
今年は、その立場に立った時、安倍政権の政策がどうなのか。
そのように考えたとき、野党共闘でどこまで政策テーマが一致できるかはっきりするだろう。

そして、共産党の普遍的な旗についても問われたり、口撃されたりする場面が増えるだろう。
・革命政党―選挙の結果、体制が変わることはどこの民主主義国でもあること。
・天皇制反対―憲法順守の立場から、憲法の範囲内の天皇の行動は否定しない。天皇制ではなく共和国制が望ましいが国民の多数になるまでは提起しない。相当の時間、天皇制と共存OK。
・なんでも国有化、私有財産没収―そんなことはしない。大企業への行き過ぎた減税を戻して国民の所得を増やす。
といったところでしょうか。この点は野党共闘でもやっていけると思うんですね。
ただ、安保、自衛隊については脇に置く。ということで、こまでに議論は尽くしたといいっている。
昨年10月の朝日の志位インタビューでは、
 当面は自衛隊を活用する党方針は2000年に決めている。国民合意で一歩一歩やっていくと以前から決めていた。安保は1998年に暫定政権の場合は凍結すると決め、党内的な議論はもう尽くされている。相違点は横に置き、一致点で協力するのが大原則だ。
と、述べている。
これ以上、これ以下もない。と言っているようで、これを機にさらに発展させることはできないのだろうか。PKO派遣などもOKでいいのだろうか。
この共産党の自衛隊活用、また、最近の反安倍論の中での自衛隊の問題。

共産党は昨年、自衛隊員を心配した論戦・アピールを各地で行っていることが目立った。
立憲主義の立場と自衛隊の存在等々、まだまだ返してない口撃もある。

共産党の綱領に依拠するのか
国民の思い、9条も自衛隊も必要の思いに依拠するのか

今後も議論をしていく点ではないだろうか。

参考書籍を読んで考えたことや、以前考えたこと、共産党の安保政策研究を進めながら自分なりに示せたらと思うのである。

本年もよろしくお願いいたします。