2015年8月9日日曜日

安倍教育改革の変と日本共産党のぬか喜びを批判・糾弾する!

安倍の嫌いな戦後教育。
こんな日本になったのも戦後教育が悪い。
その戦後教育の現場で推進したのが日教組。だから日教組が悪い。
こんな安倍教育観から出てくる改革というのは戦後教育の是正であった。
そして教員増=組合員増の可能性の少人数学級には背を向けてきたのが自民党政権であった。

それがである。
今春の予算審議では35人学級に向けて国が方針転換の可能性が見えてきて
共産党がわんやわんやと安倍に迎合していたのである!まったく(>_<)
木を見て森を見ずとはこのことである!

確かに35人学級に国が舵取りを変えることは喜ばしいことである。しかし、地方では少人数学級が独自に進められていた。財政支援だけでも十分だったはずだ。
そこを35人学級の方針と同時に学校統廃合の推進が法制化。
これにより、学校数が減れば学級数も減るのである。
複式学級3クラスの学校同士が統廃合されても複式学級3クラスのままなら3クラス減である。教員人数は学級数×1.5だから教員4人減である。そこで人数の多い地域での35人学級での学級増にこの教員らが充てられるわけだ。そうすると少人数学級=教員大幅増とは単純にいかないのである。これは財務省からOKをもらう担保なのだろう。

そして国立大学の人文系の縮小となると教員養成過程が私大にまかされ、
大学と教育委員会がより提携し、教育委員会のほしい人材育成がされるだけで、
人間としての成長が伴わない教師が増えるのではないだろうか。
そもそも教育委員会に首長の息がかかった教育委員や教育長が配備されれば教育委員会の不偏性は疑われたままですからね。それでも大学としての合格者数の実績ほしさの弱みから教育委員会の下請け化が進むことでしょう。
教員養成が本質的な学びからより即戦力化され、
教師という営業・事務業への対応ばかりになるのではと思われる。

そしてこれまで保守派がやってきた戦後教育=日教組=サヨク=諸悪の根源という宣伝が広まっているという自負もあるのだろう。

このような背景を感じる35人学級へという右翼政治家安倍・下村の教育改革を、「運動の成果」などと後押し論戦する共産党には疑う目を持たない残念な組織になってしまっているのではという危惧・心配をもってしまった。

このあたりがこの間、さまざまな政治論戦に燃えなかった理由です。
しかし、最近は安保法制議論で頑張っているので自分もいろいろ見方や考えを提供していきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿