2014年11月25日火曜日

アベ解散総選挙 共産党の選挙協力

共産党の立候補問題は前のエントリーに書いた通りであるが、反安倍でまとまって戦えないかという良心的な思いをもつ人はいるだろう。

しかし、民主・維新の反安倍姿勢と共産党の反安倍姿勢が同じだろうか。民主・維新側も共産党とできると思っていないのだから、ぜひ、反安倍で気持ちが固まっている人はどちらの反安倍姿勢が自分の気持ちに合うか判断して投票すればいいのではないだろうか。

でだ、じゃあ共産党一生一匹狼でやるんですかっていう問題。
中央委員会的な言い方をすれば、共産党が目指しているのは民主連合政府。共産党が政権を担えるくらい大きくなれば、国民の闘いが進めば、必ず相手が出てくる。 ということだ。
一方で、国政の選挙協力で大事なのは基本政策の一致がまず大事ということだ。なんか、選挙になると固くなるなぁというイメージもあるが…。

が、しかし、今回の選挙で沖縄1~4区で翁長支援体制を維持して望むことになったのである。辺野古基地阻止の国会議員を送る=新基地は県外という公約を投げた自民党国会議員の落選という一致点である。
あれれ?基本政策の一致は?大丈夫?日米安保の考えがバラバラな人たちで国政の選挙協力??これまでの共産党ではありえないことです。

つまり、教条主義的な方針は「国政の選挙協力で大事なのは基本政策の一致」なのだが、共産党にとってのも沖縄の闘いが進んで、新たな形が生まれたということだ。これは、共産党においても方針よりも経験が先なのである。経験の積み重ねが方針を生むのである。こういう方針だからできませんではなく、経験の積み重ねが方針を作っているのである。

国政選挙だけ野党共闘を求めるのではなく、一致点で積み重ねた運動や活動の経験が地方選挙、国政選挙へとつながる可能性が見えてきた。

もし、本気で共産党を含めて反安倍で戦いたいなら、ネットで罵り合ってる場合ではなく、実際の現場で手を合わせて進めていくことが大事なでは。また、共産党側もそういうひとを本気でオープンにつきあえる度量をつけてほしいですね。

さぁ、沖縄は名護市長選、名護市議選、知事選と今年の選挙三部作を終えたところだが、その共闘体制が総選挙でも実現することには予想だにしなかったことだ。これは三部作のおまけか、あらたな章の始まりか―。応援していきたい。

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